ドイツ対アルゼンチン

運命の一戦です


すごい結果になってしまった
さすがにドイツファンの俺でもアルゼンチン優位と思っていたが
ここまで圧倒的になるとは思わなかった

MVPはシュバインシュタイガー決定だな
何かボランチになって成長しすぎて笑うレベル


先制点は超あっさりだった。あれミュラー触ってるのか怪しいレベルだが、ディフェンスの前にしっかりと走りこめた時点彼の勝ちではあるんだが。
クローゼのシュートがはずれたのが悔やまれるが、あれは難しいからな。プレッシャーのきつさは半端ないからそうそうダイレクト以外でのスキはない感じなのがつらい

試合の流れとしてはアルゼンチンが後半開始直後に押し切れなかったのがすべてだろう
ドイツが耐えて2点目を取れたのは大きすぎる。2点目で試合は決まったようなものだった。ミュラーが倒れながらのスルーパス。一瞬アルゼンチンの選手が止まってしまった。ポドルスキが落ち着いてアシスト。ここでアシストするあたり成長したわ
もう3点目と4点目はオマケ。3点目のフリートリヒのゴールは涙もの。代表通算70試合超えで0点の彼にもついに得点がw。4点目はカウンターを確実に決めた。この形がしっかりと出来ている内は強いわな
クローゼは通算14得点と、歴史に名を残すレベルになってる。あと二試合あればロナウド超えもある。


ドイツとアルゼンチンの圧倒的な差はサイド攻撃の厚みだろう
ドイツは最後までサイド攻撃にこだわった。サイドバックの積極的な攻めと後からの追い越し。真ん中から無理にこじあけるということはしなかった。アルゼンチンの弱点を完全についていた感じだ。カウンターも冴えすぎだ。イングランド戦からの流れを完全に掴んでる。前線で動き回れるクローゼとエジル、サイドのミュラーポドルスキ、そこにボアテングとラーム。さらに中盤からケディラシュバインシュタイガーの押し上げ。攻撃に転じた時の全員の意識の高さが半端ない。それだけ攻撃的でもひとたび守備になれば全員で一気に守る。全ての場面で組織力の高さが見れたな
スカパーでオシムがクローゼべた褒めwwwまあ確かに点を取ったというよりもそれ以外のプレーがすばらしいよな。シュートを強引に打ちにいく場面なんてほぼない。しっかりと後からの攻撃を引き出してる。結果的に彼がゴールを決める場面にいるのはそういったプレーがあるからだし。無駄打ちはポドルスキだけでいいw

レーヴ監督の交代プランも中々興味深い。最後の消耗したミュラートロホウスキはともかく、ボアテングに代えてヤンゼン、ケディラに代えてクロースっていう交代ができるところに恐怖だわ。守備中心の二人から攻撃中心の二人に代えるなんてそうそうできるもんじゃない。守りにいくより攻めに行くとは…。それでも崩れることがないのはやはり全員の意識の問題か。能力的には平凡なドイツのディフェンス面が崩れないのが不思議なくらいw



アルゼンチンは何もできなかったな…。完全にドイツに攻撃パターンを読まれていた感じだ。直前にドイツとの試合では勝利していただけにアルゼンチン優位かと思っていたのだが、逆に研究されつくしていたな。
メッシは完全に囲まれ、テベスイグアインを使えなかった。かといって中盤からの押し上げもなく、個人技での突破が封じられた時の戦術オプションを持ち合わせていなかったのがマラドーナの限界か。今まで個人技で勝ってきたわけだからなぁ。メッシもノーゴールと輝けなかった…。もちろん孤立したメッシではなく、チーム全体の責任だが。ある意味当然の結果か



しかし4−0とはもう二度と見ることのできないスコアだろう
世界一の個人技を持つサッカーが、組織に屈した試合だった
そうバルサインテルに負けたように