ブラックプールFC

個人的にはこのチームの降格は残念でならない
今期のプレミアを面白くしたのは間違いなくこのチームだ

何といっても捨て身とも言える攻撃が売りで、最終節も王者マンUに一時期はリードも奪った

2部を6位という成績ながらプレーオフを勝ち上がって昇格
実はこのプレーオフに望んだ4チームの中では一番順位が低いものの、得点数は一番上だった

そしてこの降格も、実は得点数は下位チームでは圧倒的の55点で、実はこの点を上回るチームは7チームしかいない
しかしながら失点はリーグワーストの78点


昇格組の中でも(他の2チームがニューカッスルWBAなのだから当然だが)選手層は薄く、特にディフェンスにいたっては、言い方は悪いが、ロクな選手がいないのは明白で、とても一部で戦えるチームではなかったわけだ
キーパーにガーナの守護神キングソンを加えたものの、目だった活躍もなく、結局はギルクスとの併用だった。W杯と同等のパフォーマンスが出来ればもう少し失点は防げたのかもしれない


しかし反面55得点を叩き出した攻撃陣はプレミア経験がない選手が多いなかで一際目立った
特にアダムの活躍は素晴らしく、ゲームメイカーだけでなく自らも決める、さらにはプレースキックからも点が取れると、とてもプレミア初参戦とは思えないレベルの活躍
DJキャンベルの得点嗅覚も素晴らしく、フレッチャーも及第点。とにかくこの3人を中心とした攻撃陣はそれなりに迫力があり、スピードのキャンベル、パワーのあるフレッチャー、そしてアダムが絡む攻撃時は見ていても楽しいものでした


息切れするまではプレミアに旋風を巻き起こしていましたがやはり長丁場となると地力が出てしまうもので、年明けからズルズルと下がってきてしまい、結果的に19位で降格になってしまった
(まあ正直最後の残留争いはチームに差はなかったように思えた。ではその差を分けたのは果たしてなんだったのだろうか…という話はまた後日)


全10勝のうち何とアウェイが5勝、しかもその中にはリヴァプールニューカッスル、内弁慶のストークなども含まれており、それだけ見れば素晴らしい戦績である

だが同時にそれはホームでの勝負弱さも証明しており、やはりホームで勝ちきれないと残留は難しいといういいお手本なのかもしれない
大量得点の試合もあるが、大量失点の試合も多く、当然ながら安定感はない。何点取っていても不安を抱えてるという状態


運命を賭けた最終戦はアウェーのマンU戦と絶望的ながら途中まで相手を苦しめたその戦いぶりは見事
同時に、降格が決まったときは残念でなりませんでした


まあまったく知らなかった俺がここまではまっちゃうくらい魅力的なチームだったってことですね


さて主力ですがアダムとキャンベルの二人は2部に落とすには勿体無い人材
どこかが引っ張るでしょう。特にアダムはどのレベルのクラブでも通用する。こんな人材が2部に埋もれていたなんて

来期もどこかで彼らの活躍が見たいものです