ユーロ2日目

1日目のレビューみたいなクソ記事は下の方を参照
さてついに死のグループの日です、というか俺の愛するドイツの日です
ドイツ代表はここ10年くらいでは一番良い状態。是非ポルトガルとの格の違いを見せ付けて欲しい

あとオランダも優勝候補と目されるが、どうにも俺にはオランダがそこまで強いとは思えない。前線のアタッカーはペルシーとフンテラールロッベンとファールトで強力だけど、他は正直微妙だ。スナイデルも調子がいいとは思えないし、カイトもボンメルももうピークは過ぎた。ディフェンスもキーパー以外はあまり信用がおけない。守り勝つことは出来ないだろう。あとはコンビネーションも少し不安材料。オランダは常にタレントを揃えながらタイトルを手に出来ないのはメンタル面に問題があると言われているし
とは言え対するデンマークは小粒な印象が否めないので、まず負けるとは思えない。デンマークは非常に厳しい組み分けになってしまった。セーレンセンの欠場も痛いところ。ベントナーの一発が頼りか。

ポーランド対ギリシャ

開幕戦にしては地味なカード…では決してないです。東欧大好き瀬川さんなら

ポーランドはベストメンバー、ギリシャは俺の大好きなサルピンディキスはベンチスタート
さてホーム圧倒的有利な空気の中スタートした試合ですが、さすがにポーランドが序盤から圧倒的に試合を支配
どちらのチーム基本はポゼッションサッカーはしないチームなのでどうなるかと思っていたがサイドから縦に早い展開になりました。ギリシャは左サイドバックのホレバス緩慢な守備が出まくりで何度もそこからピンチを作り、前半17分にあっさりとレバンドフスキに先制点を奪われる
ポーランドが今まで強く感じたことが一度もない俺からすると何か新鮮な気分だったwww確かにポーランドにここまでタレントがそろったのは初めてかもしれないレベル。前半は特に危なげないところもなくポーランド優勢のまま

ただ…前半終了間際に謎のレッドカードでパパソタスプーロスが退場。どうみても相手が滑っただけなのに謎の判定。この瞬間に審判へ対する不信感が…。解説も「これはちょっと…」言ってしまうレベルの判定に俺が萎えるwww

後半はギリシャサルピンギディスを入れて勝負に出る。つうか本当にサルピンさんがここまで活躍するとは思わなかったwww
一人多いはずのポーランドは別のチームになったかのように大人しくなり完全にギリシャペースに
逆に右サイドをついてゲカスのヘディングのこぼれ弾をサルピンさんがゲットという熱い展開に。劣勢だったはずのギリシャが完全に勢いをつかむ。さらに裏に抜け出したサルピンさんがシュチェスニーに倒されてPKゲット
だがまたしてもクソ審判。シュチェスニーに一発レッドカード。どのへんがレッドなのかぜんぜんわからない。というかキーパーは普通の対応をしただけ。悪意もまったくないプレー。PKという罰が与えられるのにさらにキーパーまで退場とか舐めてるのかと

とにかくギリシャはまさかの逆転の大チャンス。キッカーはチームの神であるカラグーニス
がしかし交代したキーパーに余裕でセーブされるwwwwwwwwwwwwwww
蹴るコースが甘すぎる上にシュートも遅い。しかもあの蹴り方じゃ素人でもコースが読めるwwwひどいwwwwカラグーニスは優秀なプレースキッカーだし、決めてくれると思っていたが緊張したのか完全に置きに行ってしまった感じだ
でもよーく考えると代表でのPKってバシナスさんが引退するまでは全部バシナスさんが蹴っていたのでそんなに蹴りなれていない???それにしてもカラグーニスがはずすというのは予想外だった。サルピンさんに蹴らせるべきだった
ポーランドは一命を取り留めた形だが、そのあとも引き分けに持ち込むのが精一杯という感じだった。監督の手腕にも疑問が残る


終わってみればギリシャの粘り強さとポーランドの戦術の乏しさが浮き彫りになった試合だった
開催国というアドバンテージと一人多い状況があったにもかかわらず引き分けしてしまったポーランドは今後も期待できない
10人なったギリシャは戦術を変更しサルピンキディスを有効に使ったし、ゲカスに代えてサマラスを前線において基点を作るなど、劣勢でも10人であることを感じさせなかった
ポーランドは後半ガス欠したのか、前半のような鋭い展開がまるでなかった。レバンドフスキもオフザボールの動きがまったくなく、空気化。交代のカードも使うことがなかった。つまりはスーパーサブがいないのだ。こういうときこそベテランのイェレンとかをメンバーにいれておけばと思うのだが…


しかしレッドカードはちゃんと後々のことも考えて出して欲しいものである。本当にレッドカードである反則だったのかと
数少ない試合の中での出場停止は取り返しが付かない。この試合の退場者は代えの利かない選手。特にシュチェスニーは大舞台でのブレイクが期待されている選手。こんなところで躓いてしまうことになるとは

ロシア対チェコ

何かテレビの番組案内では「ともに堅いチーム、点が入るか」みたいなことが書いてあったが誰だこれ書いたヤツという展開。というかそもそもどっちも守備的なチームじゃねえよwwwむしろ守備がちょっと不安なところあるっていうチームだよw

アルシャービン無双とケルジャコフ劇場という試合だったwwww

チェコはチェフと中心として守備力はいいもののストライカー不在が一番の不安要素。ベテランのバロシュが復活すかがカギ。中盤はプラシルとロシツキでクオリティは高い
ロシアはアタッカーのクオリティは強豪と同じレベルで、パブリュチェンコやポブレグニャクが控えにいるという豪華メンバー。ただし守備はアキンフェエフが病み上がりで控え、イグナシェビッチもぶっつけ本番、Vベレヅツキが怪我でメンバー落ちと厳しい状態

当然どちらも攻撃が主体となるわけで、何かポーランドギリシャより何倍も試合展開が速く感じるw

ロシア:17分ジャゴエフ、24分シロコフ、79分ジャゴエフ、82分パブリュチェンコ
チェコ:52分ピラージュ

アルシャービンのキレはまさに4年前のユーロのときと変わらないものだった。アーセナルでは動きが緩慢でチームから出されたのが信じられないくらい。
ケルジャコフは交代するまで何度はずしたのか、と思うが本来は非常に決定力の高い選手でむしろここまではずしたのが信じられないくらい。しかしはずしただけ多くのチャンスを作り出せる動きはすばらしいものがある。それだけ彼の動きがよかったのだ。たまたまシュートがダメだっただけwww
むしろ代わって入ったパブリュチェンコの方が決定力は高くない。しかし彼はイージーなシュートをはずすが目の覚めるようなスーパーシュートを決めるという謎の特殊能力を持っており、今回はそれが発揮されてしまった。ダメ押しの4点目は文字通りスーパーシュートにふさわしい。
ジャゴエフも終始動きはよかったし、きっちり2点ゴールを決めた精度の高さもすばらしい。ロシアの次世代のエースとしての十分期待できる立ち上がり。
そしてベテランシロコフ。ゼニトでもいつの間にかストッパーからボランチにコンバートされていて得点能力が段違いの伸びてきた。それをここでも発揮。後方から前線に走りこんでくるタイミングが絶妙すぎる。まああのアルシャービンのパスがすばらしいというのもあるけどね。ただチェフのミスにも見える。あれはキーパーがもう少し早く飛び出していれば簡単に抑えられた。しかしチェコディフェンスもロシアのアタッカーもあのパスに反応していなかったのがチェフの判断を鈍らせたのだろう。反応していたのは後方から走りこんでいたシロコフだけ。眼前の数人がまったく反応できていなかったのでチェフも少し油断したように見えた。それだけに悔やまれる2点目だったと思う。それを狙っていたパスがすばらしいのでどうしようもないけどwww

チェコは…ロシツキーの悪い状態が出てしまったのがすべてだろう。あとはネチドを投入して前線で基点を作ってもよかったと思う。ピラージュはよかったけど、バロシュが酷すぎた。割と早い時間に1点差になったときに交代のカードを早く切るべきだったと思う。そこでさらにリズムを換えてせめていけば追いつく展開はあったかもしれない

しかしロシアは今大会もダークホースとして期待できるね
場合によってはオランダと再び戦う可能性もある。とにかくAグループでは頭ひとつ抜けているだろう

チェコが負けたことによってギリシャポーランドも俄然やる気が出てきているはず。ここを倒せば上にいける、と
まあ強豪がいないAグループですが十分楽しいですよ。ポーランドが開催国の意地を見せるか…
個人的にはギリシャを推してますがw