サッカーコラムその9

ミヒャエル・タルナト(ハノーヴァー96/元ドイツ代表/35歳)
「牛殺し」という異名をもつプレイヤー。その左足から繰り出されるシュートは超強力で、ロベカル、ハートと並んで「世界3強左足」と言われたほど。98年W杯ではその左足を全世界に見せ付けた。予選リーグのユーゴスラビア(現セルビアモンテネグロ)戦では30メートルを越える長距離FKから無回転の強力な弾丸シュートをそのままゴールネットに突き刺した。解説の釜本(たしか)も「これはすごい」と驚愕の越えを挙げたほど。決勝トーナメントのメキシコ戦でもその左足のFKで相手を脅かした。昨シーズンまでプレミアのマンチェスターCでプレーしており主に左サイドバックを任され、ここでも強烈な左足のFKを決めている。契約の関係でマンCからブンデスに復帰したが、ベテランとしてチーム引っ張っぱると共に、その左足からまだまだ多くの伝説を作り上げて欲しい。