バルセロナ対チェルシー

事実上の決勝ではないか言われるほどの好カード。リーガとプレミアの首位同士、さらにはライカールトモウリーニョとこの試合に期待してる人は相当いるでしょ。カンプノウっていうだけでもうなんかすげーって感じなるし。
メンバーはバルサはいつも通りでマルケスセンターバックボランチアルベルティーニチェルシーは怪我で欠場かと思われたがダフを起用。ドログバがトップ、右にコール。他は特に言うことないかな。
バルサのサッカーほど見ていて面白いものはないのでここで負けては欲しくないという一方でチェルシーも割りと好きなんだよね。チェルシーアブラモビッチがバックについて金を使いまくりできたねーしつまんねーんだよ、って言う人も多いけど、実際の選手はそこまで華やかじゃない。チェルシーにはロナウジーニョシェフチェンコみたいな「スター選手」はいないと俺は思うし。それでここまで強いのになにか惹かれる。まあ監督の手腕がいいわけですが。
試合は開始そうそうバルサが押していく。いつもバルサの試合はバルサが6−4以上のボールポゼッションなんだよね。最高で8−2をみたことあるし、チェルシーにすきを与えることなく攻め立てる。ロナウジーニョ、デコ、シャビ、エトーの4人は本当にテクニックがあるよね。足元がすごく上手い。残念ながらジュリはいまいち。どうも俺の見た試合でのジュリは調子が悪いというかチームに合ってない気がする。チェルシーは防戦一方だったが次第にバルサの攻めになれてきて、スキを与えなくなってきた。ラインが深く、絶対に裏を取らせない完璧なディフェンスだった。しかし30分くらいにランパードのフィードにダフが裏に抜け出す。絶妙なトラップでスピードをそのままにキーパーと一対一に。上手く中に振ったところで戻ってきたベレッチオウンゴール…。仕方なかったとはいえバルサ痛恨のビハインド。そりゃ一点入ればアウェーのチェルシーは完全に守り入るしさらにスキがなくなる。もっともこのプレーはオフサイド気味だったような。そのあとも簡単に裏を取られドログバがキーパーと一対一に。俺はこれでバルサも終わりか…と思ったが。ドログバがシュートをはずしてしまう。バルサは命拾いしたが、流れは良くないままハーフタイムに。
後半、やはり前半同様にバルサが攻め立てるがチェルシーの守りを突破できない。しかし10分くらいにチェルシーにアクシデントが。キーパーと接触したドログバが二枚目のイエローで退場。そこから流れは一気にバルサに。イニエスタマキシ・ロペスを投入。ライカールトはこの若き二人で勝負をかけてきた。このときもうチェルシーはダメだと思ったね。バルサがずっとボールをキープして波状攻撃を仕掛けてくる、これでは必ず点が入る、そんな感じはした。というかあんな攻撃を守りきる方が無理というもの。ドログバを失ってボールを前に出してもすべてバルサに取られるし。そしてマキシが期待に応え、同点ゴール。いやーこの瞬間俺もかなり熱くなったよ。さらにバルサは攻める。はっきりいって何点入ってもおかしくないほどの攻撃。チェルシーじゃなかったらボロボロになってるよ。そしてマキシの打ちそこねのシュートにエトーが反応して劇的な逆転ゴール。カンプノウが大きく揺れる、そしてまだまだバルサは押してくる。テリーもチアゴも耐え切れず足をつる場面も。バルサはどんどんシュートを打つがGKのチェフのポジショニングもあって上手くいかず、そのままタイムアップ。モウリーニョにしてみれば上出来な結果かもしれないがチェルシーの選手はそんな余裕なんてなかっただろうね。だって支配率は68−32、シュートはなんと34本。枠内シュート12ってかなりキモを冷やしたでしょうな。まあこんな試合は本当にバルサ以外にできないよ。
第二戦目はチェルシーのホーム、バルサは引き分け以上、チェルシーは1−0以上の勝ちが求められる。しかしドログバが退場で出れないとなると…。アウェーでも攻めるサッカーのできるバルサがやや優勢な気が。とにかく見逃せないわ。