グループリーグC組アルゼンチン対オランダ

0−0のスコアレスドロー
両者ともに決勝トーナメント進出が決定しているので戦力を落としてきた…わけねえか。いやオランダは落としてきた。アルゼンチンは落としたことになってないだろアレ。具体的に言えばエインセの代わりのミリトはリーガで五指に入るディフェンダー。左のクフレはローマでスタメン張る実力者。2トップはテベスとメッシ…。しかも交代でリケルメに代えてアイマール、メッシに代えてクルスって…。アルゼンチンの層の厚さはブラジルを完全に凌いでいるな。
試合はメキシコ対アンゴラスウェーデントリニダード・トバゴの試合が0−0だったように圧倒的な力の差がありながら引き分けといった感じだった。つまりオランダはアルゼンチンの相手になっていなかったといわけだ。ロッペンがいれば少しはよくなかったかもしれないが実力の差は歴然。後半バベルを投入して足の遅いコロッチーニのサイドを中心に攻め始めてから少しはよくなったものの、終始アルゼンチンの強さが目立っていた。すべてのプレーが非常に意識が高くスキがない。テベスやメッシの個人技もさることながら組織力がすばらしいね。コイツはブラジル以上かもしれん。ブラジルがまだ力を出し切れていないことを考えれば現時点では一番アルゼンチンが優勝に近いかもしれない。
アルゼンチンは決勝トーナメントの組み分けを考えても決勝まで進むのは難しくない。まずメキシコを倒す、次に準々決勝まあスウェーデンよりはドイツがきてほしいのでドイツが来るとする。ドイツは弱いんで楽勝に突破。準決勝はE組1位とG組1位のどちらかと当たりそうだが、E組の1位はイタリア、チェコ、ガーナの可能性があるも、イタリアとチェコはどちらも不調ぎみなのでそれほど厳しくない。何よりG組の1位にフランスの可能性はほぼ0なこと。例えF組2と位H組2位があがってきても前者はクロアチアかオーストラリア、後者はウクライナと相手にもならないだろう。組み分け的に相性の悪いイングランド、王者ブラジル、絶好調のスペインと当たらないのはラッキーだ。アルゼンチンに優勝の期待がかかりますな。