ドイツはどうなんよ?

瀬川さんはドイツの大ファンである

今大会ではドイツの前評判は最高で、優勝候補の一角だ。しかしどうもファンとしてはそれほどの実力をドイツが持ってるとは思えないのが現状。
不安は守備ブロックである。
一見メルテザッカーメッツェルダーの大型センターとベテランレーマンで安定しているような感じもするが、その他の選手の守備力はやや心もとない。
それを感じる大きな要因がサイドバックである。ラーム、ヤンゼン、ヒツルスペルガー、フリッツと攻撃的にはセンスのある選手を揃えているものの、彼らは守備力はどちらかというと低い部類である。ポジション的にはサイドバックというよりはウイングバック的で、攻め上がりはスピード感があり、いいプレーを連発するのだが、どうしても穴が開いてしまう。
フリンクスがそのスキマを埋めるわけだが彼一人では負担が大きすぎる。そもそもバラックが攻撃的に振舞えるのは彼がいるからであり、現代表でフリンクスがいなければ戦力はかなりダウンすると考えられる。ミッドフィルダーバラックボロウスキシュバインシュタイガーオドンコールなど攻撃的な選手が多く、真の意味でボランチとしてプレーできる選手はフリンクスしかいないのである。やはり万能であるシュナイダーがケガで戦列を離れた影響は大きいか…

もっとも攻撃的なサッカーの方が見ていて面白いのだが、守りに転じた時にやはり全体的に安定感を欠いている感じがある。
サイドバックヴェスターマンメッツェルダー、フリートリヒを起用すれば安定感は増すと思うが、今のドイツ的にはそれはないだろうし

不安な守備陣に対して攻撃陣は確かに世界トップだろう
クローゼはすべてにおいてトップレベルで、的確なポジショニングからドリブル、パス、シュートとどれも正確。今大会でも絶好調だ。
ポドルスキの左足はドイツで最大の攻撃力でワールドクラスだし、何よりその得点感覚はすばらしい。実際現代表で一番得点率が高いのが彼である。50試合で28得点。特に爆発力があり、短期戦にも勝負強い。セカンドトップの位置からフィールドを大きく使い、走り回るほどで、今の代表ではクローゼと同じく欠かせない存在だろう
最後にゴメツだが、確かな実力をもったアタッカーなのは言うまでもないのだが好機で決めきれないのはやはり経験のせいだろうか…。得点すれば一気に覚醒する可能性があるだけに次の試合に期待である。彼の覚醒がドイツの優勝に大きく絡んでくると思う

まあ何にせよがんばれドイツ