後半

凄い展開になってしまった…


こんなに鋭いカウンターを見たのは久しぶりだ…
震えるレベル。なんていう速さ…


ドイツファンの俺もスコアが2−1のまま終わるのは絶対に嫌だったがこうなるとは


イングランドは後半先手を取れなかったのが痛い。明らかに攻め込んでいたんだが、まさかカウンターを食らうハメになるとは…


褒めるべきはドイツの流動的な攻撃のシステム
3点目のカウンターはフリーキックのこぼれ球からなので当然クローゼは守備に戻っていた。そこでシュバインシュタイガーが前に運んだことが素晴らしい。ボランチでもケディラに代わって守備的だったシュバインシュタイガーが前線に入れ替わって上がり、エジルがボールをもらうふりをしてディフェンスを引き付ける。フリーのミュラーにボールが渡る、と。最後は落ち着いてニア。ニア抜かれるのもキーパー屈辱だがあの距離は仕方がない。この三人の動きが素晴らしい。前を向いた時のスピード。なんていう速さ。全員がトップスピードで相手ディフェンスが戻る前に点をもぎ取った

4点目も同じようなカウンターだが、こちらはもうエジルを褒めるしかない。
あのスピードと最後の股抜きの余裕。天才としか言いようがない


カウンターだけじゃなく常にボールの回しが早い。もともとそういうシンプルなサッカーをずっとやってきたわけだから当然だが、ここまで体現してしまうのは素晴らしいな

エジルの天才肌が目立ったな。ミュラーの決定力も光る。13番は伊達じゃない
あとはシュバインシュタイガー。個人的には彼を一番評価したい。足の状態が良くないと思われたがそれを感じさせない動き。攻守にわたって最高のパフォーマンスだった。
この試合の一番の影の功労者はノイアーだろう。スーパーセーブの数々はもちろん、あの疑惑のゴールを何の躊躇いもなくプレーに戻したところがwww



一方イングランドは誤審の被害者であるが
フラットな状態で始まった(フラットというのは無理があるかもしれないが、切り替えを図れないようなチームじゃないはずだし、トップチームならそうしなくてはならない)で先手を取れなかったのが痛すぎる。あれだけ押し込んでいて取れないのは死亡フラグ
どうして点が取れないか?それは大会直前の試合やGLでもあるように前線の攻撃パターンが貧弱すぎる。ちょっとしたプレーもミスが多すぎる。プレミアと同じ選手とは思えない
ルーニーが不調ならどうするか、という手段が何もなかった。後からのランパード、ジェラードの飛び出しはある意味読まれてるわけで…。サイドバックのオプションがまったく見られなかったのは残念だ。デフォーとルーニーという組み合わせも個人的にはありえないと思っているし。クラウチ投入すべきだよ。メルテザッカーの注意をそっちに引き出せばいくらでも隙があったろうに。フィリップスの投入も遅い。ドイツのディフェンスの裏が弱点なのにどうして快速のアタッカーを使わなかったのか。中央突破だけなんて日本だって防いできたのはわかってるだろうに。選手のミスは選手の責任だが、戦術に関してはカペッロ、貴方の責任です
ルーニー…世界最強のアタッカーだと以前ブログでも書いた俺涙目


ただ率直な意見を言えば
あのゴールが認められていれば展開は変わったとは思う
カウンターを引き出されることもなかったかもしれない

しかし4点も取られたのではディフェンス陣の言い訳はきかないかもしれないが…
ドイツも文句を言わせたくなかったからこそ、攻めを止めなかったんだろうに


さて準々決勝はアルゼンチン対メキシコの勝者だが
9割アルゼンチンが勝つだろう。メキシコは16強の常連で今大会も姿を消すかと
アルゼンチン対ドイツとなればドイツ大会の再現だな…