失敗なんてくだらねえ

中学生活のゴールが高校進学であり、高校生活のゴールが大学進学(就職の場合を除く)であるならば
大学生活のゴールは就職だ


しかし大学生活のまともにゴールが出来ない人が沢山いる
今が就職氷河期とかどうかは別としても何故そうなってしまうのか

偏差値60の大学にいるのに内定先は偏差値40とかそういうケースはザラで
何故今までしっかりとレールの上を走ってきたのにここでずれてしまうのか理解できない人も多いだろう


まず一つ勘違いしてしまうところに在学期間がある
中学高校は3年、大学は4年、確かに在学期間は1年長い
しかし就職活動が本格化するのは3年の秋冬だ。つまり今までの受験までの期間と変わらない
4年あると余裕をぶっこいている暇などないのだ
さらに自由な時間が多いから時間があるとつい思い込んでしまう
時間があるということは無駄に過ごしてしまう時間も必然的に増えるということを忘れないで欲しい


そして一番大きな違いはゴールへの積み重ねができないことである
中学高校は1年のときから受験を見据えた基礎を勉強し始める。三年間の積み重ねが集大成となって受験で発揮される


しかし大学はどうだろうか
一年から就職活動に向けて勉強(対策)をするヤツはほとんどいない
しかも就職試験に求められるのは今までの学力という単一的なものではない
毎日しっかり講義を受けて、レポートを書いて鍛えられるような甘いものではない


就職試験で求められるのは受身だけでは決して身に着けることのできない「経験」だ
その経験は自ら動かなければ得られないものなので、さぼっていれば次々と先を越される
人と違う「経験」、誇れる「経験」が無ければその辺の有象無象となり、何の印象も残せない



いざ3年になって「今まで自分は何をしてきたんだろう」と棚卸ししたときには何もない
そしてなんとか取ってつけたような理由で面接に挑み、撃沈する

大げさに言えば大学入試に一夜漬けで挑むようなものである
それで満足な結果が得られる方がおかしいのだ



少なくとも俺はケソという閉鎖的なサークルの活動だけでは将来詰むと判断し
自ら色々な活動を行った。その結果がしっかりと就職活動時に活きたことは間違いない


もちろん「経験」である以上個人差は大きい
俺は入学時から就職に向けて何かに打ち込む必要性はないと考えている
しかし今自分がやろうとしていることが自分にとって本当にプラスになることなのか
ということだけは必ず意識するべきである
無駄に時間を過ごすのもそれはそれで楽しいのも事実
しかしその時間こそ取り戻せない絶対的なもので、また絶対的に埋めることのできない差となるのだ


これから大学生活を歩む人、そして今現在歩んでる人へ
大学生活は目いっぱい楽しむべきだと俺は思う
つまらないと思った「経験」ほど無意味なことない
だからその中で人に聞かせることのできる「経験」をして欲しい