歴史的な何か

王国ブラジルが、ホームで、しかもW杯準決勝の舞台で1−7など
全世界に誰一人予想のしない結果となってしまった


ネイマールとチアゴがいなかったから、では言い訳が出来ない結果である
昨日の日記にもあったようにフッキ、フレッジの活躍が必須と書いたがそれもむなしく
オスカルはゲームメイカーではない。トップが機能しないのは当然。ベルナールも何がしたいのかわからず
特にフレッジは完全なストライカータイプで自らプレーするタイプではない。ボールを貰えなければ機能するわけもなく

何より守備ブロックの崩壊だがすべてルイスのミスが大きかった
ボランチ二人も守備をさぼりぎみで、プレスも緩い。当然の結果
そのスキをドイツがうまくつきすぎた。フリーでも簡単に放り込みやシュートを打たず
最後までキッチリつないできた。肉弾サッカーやゲルマン魂とかいっていたかつてのドイツのサッカーではない
ルイスを責めるのは可愛そうな話。こうなったときルイス以外の選手がキャンプテンシーを発揮して流れを変えなければならなかった…のだが誰もいなかった、それだけのこと。最終的にはその選手を用意していなかった代表、監督の責任としか。


それに対してネイマールのようなエースのいないドイツはしぶとさがあるのかもしれない
豊富な経験を持つ選手のいないブラジルに対して「決してベテランが多いわけではないのに経験が豊富」なドイツの差だろう

ドイツは代表100試合を超える選手がクローゼ、ラーム、ポドルスキシュバインシュタイガーメルテザッカーと5人もおり、クローゼこそ大ベテランだが他の選手は30歳前後で、ミュラーエジルも50試合以上の経験がある。その他もユーロの経験などもあり、言うまでもなくノイアーの絶対的な存在感。誰かが欠けても大丈夫なメンツであることはいうまでもなく。もっともラームがいないとキツだろうがw

俺の中ではオランダもアルゼンチンも個人のチームとしか思えない。個人が勝つか、組織が勝つか、ならばやはり組織だろう。ドイツが完全なサッカーをすればそれは全盛期のスペインと匹敵、それ以上かもしれない。美しさはスペインが上だが、スピードならドイツだろう
オランダもアルゼンチンもエースを封じられたときその真価が問われますね。ただどちらもドイツの餌食になることを祈りますがw